4つの医療系国家資格でそろって合格率100%を達成

Excite エキサイトの発表・報道によると、佛教大学は理学療法士・作業療法士・看護師・保健師という医療系国家資格4種類のすべてにおいて、合格率100%を達成したと公表しました。なかでも看護師については4年連続、保健師については8年連続での合格率100%達成となっており、単年の結果にとどまらない継続的な実績として業界内でも注目されています。

理学療法士(PT)・作業療法士(OT)はリハビリテーションを担う専門職、看護師・保健師は医療・公衆衛生の現場を支える国家資格です。これら4職種はいずれも、試験合格後に免許を取得して初めて業務に就くことができる、いわゆる「業務独占資格」にあたります。養成校にとって国家試験の合格率は、教育の質を示す重要な指標のひとつとして広く認識されています。

資格・キャリアの視点から見るこのニュースの意味

医療・介護の現場では慢性的な人材不足が続いているとされ、有資格者の安定的な供給は業界全体の課題のひとつと言われています。養成校における国家試験合格率は、進学先を検討する学生や、将来の採用を見据える医療機関・介護施設の担当者にとっても参考となる情報ではないでしょうか。

一方で、合格率100%という数字の背景には、カリキュラムの設計や学習支援体制など、さまざまな要因があると一般的に考えられます。進学を検討している方は、合格率だけでなく、実習環境や就職支援の内容、取得できる資格の種類なども合わせて確認しておくとよいでしょう。

編集部の見解――養成校の教育実績に注目が集まる時代へ

医療・介護人材の育成をめぐっては、養成校の教育水準や定員管理のあり方について、業界全体で議論が続いていると言われています。国家試験の合格率は、そうした教育実績を対外的に示す指標のひとつとして機能しており、今後も養成校間の差別化要因のひとつになっていくという見方もできます。

現場で働く医療・介護職の方々にとっても、自らが卒業した養成校や後輩が通う学校の実績は、職場での新人教育や即戦力としての期待値を考えるうえで無関係ではないでしょう。採用側の施設・病院においても、応募者の出身校の教育体制を把握しておくことが、採用後のミスマッチ防止につながる可能性があるのではないでしょうか。今後も各養成校の国家試験結果の動向に注目しておく価値はありそうです。